インターネットにはDropBox, Googleドライブなど数多くのストレージサービスがあります。
しかし、それらはArduinoなどからシンプルに使うことができません。
たとえば、認証も複雑ですし、ほとんどのサービスがhttpsにより暗号化という複雑なプロセスを使っています。
なぜならば、お客さんの重要なデータを堅牢に預かるという一般的な用途に合わせて作られているからです。
しかし、私達がArduinoなどで行いたいことはひとつの数値を単純にインターネットを介してやろとりしたいだけです。
そのためにWhiteBoxではとてもシンプルなデータ仲介サービスを無料で提供しています。
図の色のついた矢印1,2,5がWebTriggerの機能です。
1のようにArduinoからWebTriggerに数値を書き出したり、読み込んだりすることができます。
同様にURLを指定することで5のように数値を書き出したり、読み込んだりすることができます。
このことは、iPhoneからArduinoの状態を監視したり、指令を与えることができるということです。
2のように、IFTTTサービスに向かってメールによりデータを飛ばすこともできます。
これによってGoogleスプレッドシートなどのウェブサービスを利用することができるのです。
それではWebTriggerの使い方を説明します。
アカウント登録より、メールアドレスを登録します。
このメールアドレスはデータの持ち主として、また、(もしあなたがIFTTTへメールでデータを送ろうとするならば)IFTTTに登録したメールアドレスと同じである必要があります。
メールアドレスに仮登録のメールが飛びます。
このリンクをクリックしてください。
すると次のようにパスワードの入力を求められます。
指示の制限を満たすようなパスワードをお願いします。
WebTriggerユーザーご登録ありがとうございます
登録メールをお送りしました
と表示され、登録は終了です。
まず動きを把握するため、ブラウザーで書き込みテストしましょう
すべてURLとして一行で記載します。
http://device.mind-craft.co.jp/webtrigger/write.php?user=xxx&password=yyyy&data=zzz
ここで
結果は次のように帰ってきます。
書き込めたか、読んでみましょう。
読み込みですから、上のパラメーターでdata=は必要ありません。(書いてあっても無視されます)
http://device.mind-craft.co.jp/webtrigger/read.php?user=xxx&password=yyyy
結果は次のように帰ってきます。
結果の数値が<>で囲まれているのは、Arduinoで読み取ったときに処理をしやすくするためです。
メールの送信機能はIFTTTのメールトリガーを使うためのものです。以下の形式でメールがIFTTTへトリガーとして送られます。当然ですが、IFTTTにあらかじめアカウントをもち、指定するメールアドレスは登録されていなければなりません。
またレシピが完成していなければ、送っても無視されます。
http://device.mind-craft.co.jp/webtrigger/mailifttt.php?user=xxxx&data=zzzz
(パスワードは必要ありません。)
WebTriggerはイーサーネットシールドの使い方の応用例でArduinoとの組み合わせを試しています。
現在はありません。