Arduinoはフィジカルコンピューティングではもっともポピュラーです。
当ショップでとくに、Arduino Uno R3をお勧めしている理由をあげます。
ではArduinoを購入したらなにから始めるべきかをここではご紹介します。
もっとも基礎的なことですが、基礎とはあらゆる応用の前提だから基礎なのですよね。
外観は次のとおりです。
通常はパソコンにUSBで接続すると電源が供給され、プログラムを書き込んだり、連動して動かすことができます。
この図でいうデジタルとは、1か0の二値の信号を扱うことをいい、アナログとは0-255までの段階をもつ信号を扱うことをいいます。
具体的にセンサーなどを接続した時に意味がわかると思います。
Arduinoのプログラムを開発するためのソフトをダウンロードします。
開発をしなくても、人が書いたプログラム(スケッチといいます)をArduinoに書き込むために必要です。
次のような画面が出ます
各種OS用が揃っています。ここではWindowsにインストールするものとして話を進めます。
赤枠のWindowsの部分をクリックし、ダウンロードします。
ダウンロードした「arduino-1.6.x-windows.exe」をダブルクリックして、インストールを開始します。
1. ライセンスに同意する
"I Agree"をクリックして次へ進みます。
2. ドライバーをふくめてインストールを進めます
チェックをつけたまま"Next>"をクリックすることで、Arduino Unoの動作に必要なドライバーも一緒にインストールされます。
3.インストールを開始する
Installをクリックすると、指定したソフト、ドライバーがインストールされます。
4.ドライバーのインストールを許可する
Arduino USB Driverのインストールを確認メッセージが表示さrたら「インストール」をクリックして選択します。複数回表示されても、その都度「インストール」を選択してください。
5.インストール完了
インストールが完了すると、"Completed"と表示されます。
"Close"をクリックして終了します。
無事にArduinoIDEソフトウェアとArduinoが正常に動作するか、もっとも基礎的なテストをします。
同時にこれで基礎的な操作方法を覚えてしまいましょう。
ここではArduinoに最初から搭載されている13ピンに接続されているLEDを点滅させてみます。(通称:エルチカ)
パソコンとArduinoにUSBケーブルを差し込みます
Arduino Unoが正常に動作していれば、「PWR」LEDが点灯します。
Arduino IDEを起動します。
IDEはArduinoが接続されたポートを探しますが、うまく見つかっているかどうかを確認の上でも、設定してください。
「ツール」→「ポート」でArduino Unoが接続されているポートをクリック、選択しておきます。
次にテストプログラムを開きます
「ファイル」→「スケッチの例」→「01.Basics」→「Blink」をクリックすると、新しいウィンドウで開かれます。
お気づきでしょう。Arduinoの開発環境はさまざまな周辺機器の接続に対応したサンプルプログラムを大量に提供してくれています。ですから、ゼロから書き始めることはほとんどありません。
BLINK(LEDの点滅プログラムです。
プログラムを書き込むには⇒をクリックします。
少しするとL13が点滅し始めるはずです。
さて、なぜL13なのでしょうか?
Arduinoは周囲の機器を接続するための「ポート」をもっています。具体的には基盤の周辺に塀のようにたっているソケットです。次の図を見て下さい。
これがArduinoのピンの配列です。13番目のピンをオン、オフすると内蔵のLEDが点滅します。
この図は重要です。Arduinoによるあらゆる機器のコントロール、センサーからのデータはすべてこのポートを経由して行います。
また、外部の機器を動かすために左側にあるとおり、3.3V,5Vとマイナス(Gnd)が用意されています。
2点、注意点があります。右下のデジタルピンの0,1は通常、プログラムでは使いません。これらはUSBケーブルを介してPCと通信する場合に使われます。
左側のピンに二重に名前がつけられています。これらはアナログとして使うか、デジタルとして使うかで番号が変わりますから注意してください。
以上でArduinoの使い方を終わります。お疲れ様でした。
現在はありません。