ProcessingはMITメディアラボで開発された簡単なコンピュータ・プログラミング言語です。電子アートとビジュアルデザインを扱うデザイナー向けに作られました。
Arduinoに汎用のパッケージを入れると、単純な動きであれば簡単に操作できます。
プロセッシングは実はArduinoの開発環境の母体となった言語環境です。そのため使い方も似ています。ただし、Arduinoとはなんの関係もありません。通常のプログラミング言語ですから、パソコンの中だけで話は終始します。
メニューを見てみましょう。
▶はプログラムの実行
■はストップ
↑は保管されたプログラムを開く
↓はプログラムの保管
→は開発環境以外でプログラムを動作させる場合に使います。
ちょっと試しに動かしてみます。
↑の中でExampleをクリックすると下のようなメニューが出ます。
デモを見ようと思います。次のようにparticleを選んでください。
いくつもウィンドウが開きますが、デモプログラムが書かれたウィンドウの▶をクリックすると実行します。ウィンドウ内にカーソルをもっていってみましょう。
もともと、Processingは画面に絵を書くことが得意なプログラムですから、こんなことが簡単にできます。
FirmataはArduinoのような単純なコンピュータをパソコンなどからシリアル通信(最近はほとんどUSBケーブルを利用したシリアル通信ですが)でコントロールするためのプロトコル(動作の約束ごと)をいいます。
よくわからなくても、この例をやってみればFirmataがどんなものかわかります。単純にパソコンからARduinoのポートのオンオフをしたいだけならば、Firmataはとても便利です。Arduinoの開発環境の「スケッチの例」にFirmataのArduino側のプログラムはあります。
これをArduinoに書き込んで準備完了です。ちなみにFirmataは57600bpsでシリアル通信します。
実行しておいてください。(動作しているシリアルポートが必要なためです)
SearchにArduinoと入力すると、必要なライブラリーが見つかりますからクリックします。
Installボタンをクリックし、インストールします。
インストールが成功すると、以下のようにライブラリーにArduino(FIrmata)が追加されます。
次にここからProcessingのデモパッケージをダウンロードしてください。
解凍してarduino_controll.pdeの以下を変更します。
Arduino開発環境の下に出ているシリアルポート名にあわせて書きかえます。
String portname = "/dev/tty.usbmodem143411";
実行すると、次のようなボタンの列が出ます。
13番ポートをオンにすると、Arduinoの組み込みLEDが点灯します。
このプログラムをよく研究すれば、Arduinoに個別のプログラムを書かなくてもProcessingからコントロールすることは可能です。
現在はありません。
現在はありません。